元F1チャンピオンのジャック・ビルヌーブは、父ジル・ビルヌーブが1978年に母国レースであるカナダGPで初優勝を飾った時のマシン『フェラーリ312T3』をドライブして、ドライバーズパレードを先導することが決まった。【ギャラリー】F1第7戦カナダGP(随時更新) かつて2004年のグッドウッド・フェスティバルでも312T3をドライブした経験を持つジャックは、日曜日の決勝レース前に行われるドライバーズパレードでこのマシンに乗り込む予定だ。ドライバーズパレードでは、彼はドライバーらの乗るオースチン・ヒーレーを先導するかたちでサーキットを1周する。 rocket league カナダGPの会場であるジル・ビルヌーブ・サーキットのスタート/フィニッシュラインには”Salut Gilles”(フランス語で『やあ、ジル』という挨拶を意味する)というメッセージが書かれているが、今週末はジルが優勝してから40周年ということで、そこに”40 ans”(40年)と付け加えられている。 木曜日、サーキットのスタート/フィニッシュラインを訪れたジャックは「モントリオールでF1に乗って先頭を走るのは初めてのことだから、最高だ」と冗談交じりに語った。 「時間が経つにつれて、(父ジルの記憶は)より意味を持つようになる。ファンや人々、このスポーツの歴史にとって何を象徴しているのかわかるだろう。僕自身にも子供がいるし、よりそれを感じている」 「僕はグッドウッドでこのマシンをドライブしているし、すでに乗ったことがある。難しいマシンだし、まるでツナ缶の上に座っているようだ」 「自分の足元をみれば、その周りはプラスチックに囲まれているんだ。それはマシンのボディワークで安全だと感じるけれど、ただのプラスチックなんだ」 usyk next fight 「だけど、当時にしてはどれほど進化したマシンであったかを考えると、とても素晴らしいものだ」 ジャックの母ジョアン・ビルヌーブと、カナダGPの代表を務めるフランソワ・デュモンディアも、彼と共にスタート/フィニッシュラインを訪れていた。デュモンディアは、この企画を実現するために力を貸した人物でもある。 ジョアンは、次のようにコメントした。 「ジルがここモントリオールで優勝した時のマシンを走らせるために、フランソワの助けを借りて懸命に仕事を進めてきました。それゆえ今週末は私にとっても非常に光栄なことです」 「本当に特別なことです。とても素晴らしいたくさんの感情を思い出させるものなのです」 「もし私たちが(1978年のカナダGP優勝を)台本として書いていたら、それは許されなかったでしょう。それは、(優勝が)それほどまでに信じられないようなものだったからです」 diamondbacks vs rangers 「あのシーズンは彼にとって非常に厳しいものであり、チームはジルについてナーバスに思い始めました。ですが彼の初優勝を見たのですから、それは今も私と共にあります」 「世界での彼のドライビングキャリアのためにも、優勝することは非常に重要なことだったのです。そういうもの全てが混ざって、まるで魔法のような瞬間でした」 なおカナダGPにおけるジャックのベストリザルトは、初挑戦となった1996年の2位だ。確かに彼はこのサーキットでリードラップを走ったことはないが、この時ラップリーダーだったデイモン・ヒルがピットストップを行った後、彼はピットストップを行うまでの間に先頭を走っていた。
