iceman release date 29日は「昭和の日」。
そして今年は昭和100年という年にあたります。
この100年で「人と動物の関わり」も大きく変わりました。
話題になった「世界動物大博覧会」
「昭和の日」の29日、福岡市動物園は多くの親子連れでにぎわっていました。
私たちに癒しを与えてくれる動物たちですが、人との関わり方は時代とともに変わってきました。昭和33年=1958年、当時、全国を巡回し話題となっていた移動動物園、その名も「世界動物大博覧会」が関門トンネル開通で活気づく山口県下関市にやってきました。港のすぐ隣では、シマウマの群れがずいぶんとリラックスしています。珍しい移動動物園を一目見ようと出口から覗く人が現れるなど、会場は大いに盛り上がったようです。この頃の映像を見ると人と動物の暮らしが非常に近かったことがうかがえます。
レントゲン車に入れられたチンパンジーのウーちゃん
昭和35年、1960年のニュースでは…記者
「福岡市動物園の人気者、ウーちゃんは、このところ、風邪が治らなくて弱っていましたので、もしや結核にでもなっていてはと、レントゲン検査を受けることになりました。レントゲン車に入れられたうえ、見慣れぬ機械にかけられてウーちゃんはびっくりした表情」
検査の結果、ウーちゃんの病気はすぐに治ることが分かったそうです。
無人島をサルの島に?
一方、人と動物の暮らしが近かったがゆえに、こんな身勝手な取り組みも…ここは、動物園のサル山…ではありません。博多湾に浮かぶ小さな無人島をサルの島にしようと、つがいのサルが動物園から運びこまれました。
観光スポットにでもしようと思ったのでしょうか、現在この島にサルはいないということです。
昭和30年ごろ全国で行われた「野犬狩り」
街中で犬を追いかけまわす男たち。捕まえては、車の中へと押し込みます。
昭和30年ごろに全国で行われた「野犬狩り」です。野良犬による狂犬病が蔓延していたため、昭和25年に狂犬病予防法が施行され、保健所による「野犬狩り」と呼ばれる捕獲作戦が続けられました。
7年ぶりにやってきたゾウ
長きにわたって市民に愛されてきた福岡市動物園ですが、去年、人気者のゾウが7年ぶりにやって来ました。来園者数は、前の年の同じ時期と比べ1.5倍に増加しています。
しかし、昭和の時代には、ゾウよりも大きな話題を呼んだ動物がいました。
中国から贈られたジャイアントパンダ
昭和55年(1980年)、日中親善使節として中国から贈られたジャイアントパンダです。2か月限定の公開でしたが、ゴールデンウィークの3日間だけで11万4000人が訪れました。
夜の中洲を出歩く福ちゃん
時代は平成に変わり、バブルの残り香が感じられた1993年、動物にまつわるこんなニュースが。記者
「クラブを経営する飼い主の北島しのぶさんの後をついて回るうちに、夜の中洲を出歩く様になりました。そろそろお出かけの時間のようです。福ちゃんの後を追跡取材してみました」首輪に1000円をぶら下げ、福ちゃんが向かった先はなんと中洲の屋台です。Q 福太郎くんの好物は?
「このスジとかね、それからチャーシューね」
ほのぼのとした話題ですが、その一方で、この頃から、動物に関わる問題も取り上げられるようになります。
街に出没する野生動物
記者
「これから骨折の手術が行われます。もうタヌキの方は、麻酔でぐっすり眠っています。」
野生動物の都心部への出没です。福岡市の渡辺通では、野生のタヌキが車にはねられる事故が発生。
その後も…記者
「あ、捕獲しました今!あぁイノシシが鳴いています。大きな声で鳴いています…」記者
「あっ今、サルが網に引っかかったと思ったんですが、逃してしまいました」
環境破壊や気候変動などの影響が要因と考えられていて、野生動物に人間が襲われる被害も後を絶ちません。
動物たちと適度な距離を保ちつつどう共存していくのか考えていかなければいけません。
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