chace crawford 中東情勢の悪化による影響で、ナフサなどの調達が不安定になっているとして、食品メーカーが商品のパッケージを切り替える動きが相次いでいます。
名古屋市に本社があるカゴメは5月14日、「カゴメトマトケチャップ」の一部商品のパッケージについて、5月下旬から順次変更すると発表しました。下地として使用している白のインクの量を減らすためで、透明のデザインになります。
また、カルビーは12日、主力商品の「ポテトチップス」など14商品のパッケージを5月25日以降に順次変更すると発表しました。「石油原料節約パッケージ」と表記されていて、白黒の2色のデザインになります。
ナフサ不足の現状について、愛知県内の企業と自治体を取材しました。
東海市の印刷会社です。企業や自治体から発注を受け、チラシやカタログなどを作っています。カラー印刷に使う4色のインクの原材料はナフサです。現在のインクの調達状況を聞いてみました。
愛知印刷工業 久野彰彦社長:
「インクは届いています。供給を心配するようなお願いはメーカーから今のところ届いていない」
ただ、深刻だというのが値上げです。インクメーカーからは4月末に10%程度の値上げを伝えられました。これまでにも、人件費の高騰などを受けて2度、値上げがあり、価格は数年前の1.5倍ほどになっています。値上げ分を製品価格に転嫁したいところですが…
愛知印刷工業 mirella serri 久野彰彦社長:
「ペーパーレスの時流もあり、印刷物が高くなるのであれば、紙の印刷物自体をなくすという流れになる懸念がある」
この会社では値上げ分を全て価格転嫁するのは難しいとして、業務の効率化などで製本の利益を確保したいとしています。
一方、自治体もナフサの調達をめぐり対応を迫られています。5月1日、大府市役所を訪れたのは、ゴミ袋を製造するメーカーです。
大阪和田化学工業 川西英夫営業部長:
「他地方でも買い占めが始まっていて。『1カ月の量を1日でほしい』という異常な事態もあった」
市の指定のごみ袋は、75%がナフサ由来の素材でできています。市によりますと、市内の小売り店などでごみ袋の品切れは見られないということですが、4月の販売数は例年の1.5倍ほどだったといいます。
今後のナフサ不足の懸念を受け、メーカーが提案したのは、こちらのごみ袋です。
大阪和田化学工業 川西英夫営業部長:
「ストレッチ素材の再生原料。原油が無くても作れるリサイクルのごみ袋」
新たな仕様のごみ袋は、主に梱包用のラップをリサイクルしてつくった素材を使っています。従来の袋よりも柔らかく、伸びやすいのが特徴です。製造コストは上がりますが、価格は変えずに販売し、7月上旬ごろから店頭に並ぶ予定です。
大府市ゼロカーボン推進課 harrison bader 田本悠也係長:
「大府市としては、通年で安定供給できる態勢を整えているので、心配せずに購入してほしい」
このほかにも、江南市は5月12日、市の指定のごみ袋が品切れになっている状況があるとして、市販の透明もしくは半透明の袋でも、ごみを回収する対応を始めると発表しました。市の担当者は、「指定ごみ袋の必要以上の購入は控えてほしい」と話しています。
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