金利と株価が同時上昇しています。
長期金利の指標となる「10年物国債の利回り」は、29年ぶりの高水準となる2.6%台に乗せ、日経平均株価も一時、6万3700円を突破、取引時間中の最高値を更新しました。
こうした流れを受け、個人の資産形成の動きが加速しています。
金利・株価のダブル上昇 専門家「経済の正常化」
RKB 武田伊央アナウンサー
「長期金利は、約29年ぶりの水準に、そして、株価は過去最高値を更新しています。街の方のお金事情を聞いてみます」30代女性
「定期預金はちょっと金利の高いところに移したり。株もちょっと見て買い足すとかは。でも全部NISAに持っていったらなくなるかもしれないと思って、ちょっとでもいいところを探しました」30代男性
「興味はあるんですけれど知識がまだなくてちょっとNISAを始めたってところです。そういうニュースだったりとか周りでやっている人が増えてきたので」30代男性
「ずっとインデックス投資で毎月決まった額を投資していこうと。銀行にお金を預けすぎるんじゃなくて、何か別のものに資産を変えていきたいなと」
RKB hull city 武田伊央アナ
「金利が上がっていますが、そのあたりは?」
30代男性
「銀行にお金を預けすぎるんじゃなくて、何か別のものに資産を変えていきたいなと」資産形成を行う上では追い風になる金利と株価・両方の上昇。
そうした中、地場の銀行では今週、2025年度の決算が発表され、非常に好調な内容が相次いでいます。
この状況をどのように分析しているのか、FFG=ふくおかフィナンシャルグループのチーフストラテジスト、佐々木融さんに話を聞きました。FFG・チーフストラテジスト 佐々木融さん
「今まで日本は超低金利時代が続いていて、割と金利が低めに推移していたが、インフレ率もこれで3、4年続けて2%以上という状態ですし、そういうなかで10年金利が2.6%以上になってくるのは、正常化してきていると捉えた方が良い」
「預金以外」が5割超に ”安全資産”と”株式投資”に熱視線
金利のある世界が戻ってきた今、私たちのお金にも変化が起きています。
日銀によると、家計の金融資産のうち現金や預金以外の割合が、18年ぶりに5割を超えました。そんな中、注目が集まっているのが、元本割れのリスクが極めて少ない”安全資産”定期預金や個人向け国債です。
金利の上昇に伴い、これらの利率も引き上げられています。
FFG・チーフストラテジスト 佐々木融さん
「そのまま銀行預金に預けておくと金利が低すぎるじゃないですか。だから、そういうお金を定期なり、個人国債に投資して、少しでも目減りを減らせる」金利の上昇で「安全資産」にも注目が集まる一方で、それを凌ぐ勢いとなっているのが「株式投資」です。
FFG・チーフストラテジスト 佐々木融さん
「今、日本の場合には、例えば普通預金、銀行の普通預金の金利って0.3%ぐらいしかつかない一方で、インフレ率は2%を超えているわけですから、預金していると実質目減りしてしまう。インフレの世界ではやっぱり株価は上がっていくので、株式投資に対する需要も強いと思いますよね」
様々な角度から、資産形成への機運が高まる中、金利の上昇と株高の流れは、今後どうなっていくのでしょうか?FFG・チーフストラテジスト 佐々木融さん
「もちろん上下動はあるとは思うんですが、長期金利も上がっていくでしょうし、株価も(長期的には)上がっていくと思います。基本的にはインフレ率が上がっていくので」
FPが伝授 資産運用の鉄則
資産運用に関して、基本となる考え方をファイナンシャルプランナーの中村賢司さんに伺いました。ポイント(1)財布は3つに分ける1,流動性資金=生活費(約6か月分)
2,確実性資金=貯めるお金(3年~7年の間に必要な経費)
3,利殖性資金=増やすお金(上記以外のお金)ポイント(2)資産運用の選択肢は財布に合わせて1,流動性資金→普通預金
2,確実性資金→国債・社債・定期預金など
3,利殖性資金→NISA・株式投資など
ちなみに、2と3の間ぐらいの資金には、ドル建て保険やアメリカ国債という選択肢もあるということでした。
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