「恐怖でしかない」“ナフサ不足”で供給網に目詰まり ホームセンターで欠品や個数制限 歯科医院は医療物資確保に苦慮  Athletic Club Vs Valencia (lrixkrZP7Z)

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ガソリン価格は落ち着きを見せていますが、その裏で原油から作られる「ナフサ」の不足が私たちの暮らしに影を落とし始めています。

医療現場やホームセンターにも影響が出ています。

ホームセンターではシンナーが品薄に

RKB 武田華奈リポーター

「DIYホームセンターのハンズマンです。こちらで取り扱っている商品への影響を聞いてみます」福岡県大野城市にあるホームセンター「ハンズマン」です。中東情勢の影響を受け、商品棚の一部に空白が目立っていました。

特に影響が大きいのが、塗料売り場です。武田華奈リポーター

「わかりやすく空いた状態になっていますね・・・」

ハンズマン大野城店 荻野博美店長

「入ってくればすぐ出すんですけれども、すぐ売れてしまってという状況です」

武田華奈リポーター

「この空いているところは、シンナー関係?」

ハンズマン大野城店 荻野博美店長

「そうです」

武田華奈リポーター

「ここに書いてありますね。『現在入荷未定となっております』ということで、お一人様1つ」3月中旬から品薄になっているのが、塗料を薄める際などに使うシンナーです。

入荷しても、すぐに売り切れる状況が続いており、店頭には家庭用の少量タイプのものしか残っていませんでした。

入荷困難な商品は他にも

シンナーのように、原油を精製して得られる“ナフサ”を原料とした幅広い商品に品薄の傾向が出ています。

例えば、塗装などの際に養生のために使われる、ポリエチレン製のマスカーテープは、『1人5巻まで』と個数制限。

また、ナフサ以外でも、原油から作られるものには影響が出ています。ハンズマン大野城店 荻野博美店長

「これはですね、屋根材の下に敷く商材です」

武田華奈リポーター

「屋根の下に敷くということは、例えば何か建物をつくる時には、必ず必要になってくる?」

ハンズマン大野城店 荻野博美店長

「これはですね、屋根材の下に敷く、必ず必要です。大体、月に50点ぐらいは売れていますね」

カラールーフィングと呼ばれる屋根材。原油から作られるアスファルト製で、取材した時点では残り1つになっていましたが、この数時間後に、急遽入荷することができたということです。

その他にも入荷が不安定になっている石油製品がありますが、なんとか在庫で乗り切っている状況です。ハンズマン大野城店 荻野博美店長

「発注は通常通りさせていただくんですけれども、メーカさん、仕入れ先様がちょっと制限をかけられたりとか、10個頼んで7個入ったりとか。納期も通常は1週間、5日から1週間ぐらいで入るんですが、それが10日になったりとか。(仕入れ先も)やっぱりすごく努力をして、いろいろ集めようとはされてるっていう姿勢はすごく伝わってくるので・・・」店としても卸業者にかけ合い、仕入れが完全に止まらないように努めているということですが、需要には追いついていない状況が続いています。

武田華奈リポーター

「きょうは何を探しに?」左官職人

「養生テープですね、ちょっと品薄になりそうな感じもしたんで、ついでに買っておこうかなって。一日に、コレ全部使ってしまうこともありますね」

武田華奈リポーター

「結構な量を使うんですね・・・」

ハンズマン大野城店 荻野博美店長

「我々はとにかくお客様に商品を提供できるように、仕入れ先、メーカーさんと協力して、少しでも仕入れができるようにやっていってますね」

歯科医院の悲鳴「在庫なし」が並ぶ医療物資のネット通販

このナフサ不足は医療現場も直撃しています。うらかわ歯科医院 浦川修院長

「よく利用するのがグローブ(手袋)なんですけども、ラインナップがあるんですけども、どこを見ても在庫なし欠品なんですよ」

RKB 本田奈也花アナウンサー

「ここ全部じゃないですか。全部のサイズ、今、在庫がないような」

うらかわ歯科医院 浦川修院長

「その通りです。どの製品を見てもそういった状況がある」福岡市南区のうらかわ歯科医院です。今、品薄になっているというのが、診療に欠かせない手袋やマスク、そして、歯科器具を消毒する際に使う滅菌バッグ。

さらには患者が使用するエプロンやコップなど、いずれもナフサを原料とする石油製品です。

中でも医療用手袋は患者ごとに交換するため、1日の使用量が極めて多いといいます。うらかわ歯科医院 浦川修院長

「例えば、このグローブは1箱100枚入りなんですけども、一日でこの100枚、ほぼほぼ使い切ってしまいます。私だけじゃなくて、歯科衛生士やスタッフもグローブを使いますので、(1日に)1箱から1箱半、場合によっては2箱ずつ消費している。ですので、通信販売サイトで駆けずり回りながらかき集めているような状況が今、続いてます」

刻一刻と変わる在庫に募る不安

4月上旬、通信販売大手2社が相次いで、医療用手袋などの一部商品に購入制限を設けました。

中東情勢の影響で品薄や欠品になっているのが主な理由で、買い占めや転売目的の購入を防ぐ狙いもあります。厚生労働省も13日、歯科医療器具を製造・販売するメーカーの団体、日本歯科商工協会に対して、医療用手袋などの供給を強化するよう要請しました。しかし…

うらかわ歯科医院 浦川修院長

「ついさっき、マスクも在庫がなくなって欠品しました」

本田奈也花アナウンサー

「これまであった?」

うらかわ歯科医院 浦川修院長

「さっきまであった」

本田奈也花アナウンサー

「刻一刻とどんどん変わっていく」

うらかわ歯科医院 浦川修院長

「そうですね。これは恐怖でしかない」

発注をしたくても、欠品が増えていく現状。

医療用品のストックは約2か月分。

日を追うごとに減っていく在庫を前に浦川院長は不安を募らせています。うらかわ歯科医院 浦川修院長

「厚労省がきのう言われた通知ですよね。医療物資のひっ迫が起こらないようにと、お願い、依頼文でしたね。買いだめをしなさんなみたいな話ですけども、買いだめは誰も好んでやってないはずなんですよ。買いだめが起こるとか、売り惜しみが起こるとか、そういうことではなくって、川上から物流が止まってる。供給が滞っていると、間違いなくそうだと思う」

うらかわ歯科医院の浦川院長は「万が一、歯科用手袋がなくなっても他の医療用手袋などで代用する」としていて、現状では診療に影響は無いとしています。

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