西武新宿線の中井~野方間(約2・4キロ)の連続立体交差事業で使用されるシールドマシンの発進式と工事現場の公開が15日、新井薬師前駅周辺(東京都中野区)で開催された。
西武新宿線では、踏切事故防止や道路渋滞緩和などのため、東京都が事業主体となり連続立体交差事業を実施している。中井~野方間は地下化される予定だ。
直径7メートル、重さ約350トンのシールドマシンを2台用いて、中井方面の取付部から野方方面の取付部に向けて掘り進める。西武鉄道のシールドマシンによる屈進は今回が初めて。5月8日夜に掘進を開始し、事業完了は令和15年度末の予定。完成すれば、計7カ所の踏切が除却される。
掘進現場では、機材や車両が出入りする線路脇の建屋から、土砂を搬入出する立坑ヤードが公開された。ヤードに入るとシールドマシンの後部が見え、土砂を排出する配管が姿を現した。
発進式では、西武鉄道の関係者や中野区長、都議会議員らがボタンを押下すると、シールドマシンが回り始めた。西武鉄道の長田裕太郎都市基盤創造部長は「鉄道の地下化によってこれまで分断されていた沿線地域の一体化が進み、魅力ある街づくりに寄与する」と話した。
西武新宿線では中井~野方間のほかに、井荻〜西武柳沢間(約5・1キロ)や、同線と国分寺線、西武園線が交わる東村山駅周辺(約4・5キロ)でも連続立体交差事業が行われ、高架化工事が進んでいる。
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